大和ハートフルクリニック

TEL:046-261-7007

診療案内

<当院で主に診療している疾患>
・高血圧
・脂質異常症
・糖尿病
・高尿酸血症
・不整脈、心不全などの心疾患
・睡眠時無呼吸症候群
・その他(アレルギー性鼻炎、感冒など)


循環器内科では、血液循環に関する臓器、主に動脈、静脈、心臓などに起きる疾患の診察・検査・治療・アフターフォローを中心に行います。狭心症、心筋梗塞、心不全、不整脈 や動脈硬化、動脈瘤 などが多いのですが、それらのほとんどは、生活習慣から生まれるものが多いため、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病の診断・治療はもちろん、生活の指導や改善の指導もいたします。

このような症状はご相談ください

・血圧が高い
・胸が締め付けられるような感じがある
・運動をした時、動いた時などに息がつらくなる
・息切れ、動悸、心拍が早い
・めまい、立ちくらみをすることがある

検査

心疾患、血管疾患の疑いで検査が必要と医師が判断した場合は、以下の検査を行います。
胸部X線検査
心電図検査
エコー(超音波)検査
24時間ホルター心電図

循環器内科で扱う代表的な疾患

◆高血圧症
高血圧症とは、血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態のことを指します。高血圧自体の自覚症状は何もないことが多いですが、虚血性心疾患、脳卒中、腎不全などの発症原因となるので臨床的には重大な状態と考えます。
生活習慣病のひとつとされ、厚生労働省でも男女共に最も通院者率が高い疾患として公表しており、日本高血圧学会によると、日本には4000万人の高血圧の人がいると推定されています。
肥満、脂質異常症、糖尿病との合併は死の四重奏、syndrome X、インスリン抵抗性症候群などと呼ばれており、これらは現在メタボリックシンドロームと呼ばれます。

◆不整脈
不整脈とは心拍数やリズムが一定でない状態の事をいい、ご自身で心拍や脈拍が整っていると思っていても、心電図異常がある場合は臨床的には不整脈が疑われることがあります。
放置しておいて良い不整脈と、放置しておくと突然命を落としかねない不整脈がありますので、脈が飛ぶ、脈が速い・遅い、動悸や息切れを感じる、めまい・立ちくらみをすることがありましたら受診して下さい。

◆動脈硬化症
動脈硬化症とは、文字の通り動脈の硬化により引き起こされる様々な病態の総称です。
心臓から全身に血液を送り込む役割を担う動脈の内壁が肥厚し硬化した状態を指して動脈硬化と呼びます。本症はこの動脈硬化が原因で身体にさまざまな症状が現れることをいいます。
血管年齢測定、頸動脈エコーで動脈硬化の程度を確認します。

◆脂質異常症(高脂血症)
脂質異常症は、血液中に含まれる脂質が過剰、もしくは不足している状態を指します。2007年7月より高脂血症から脂質異常症に改名されました。

◆狭心症
狭心症とは虚血性心疾患の1つであり、心筋へと酸素を供給している冠状動脈に何らかの異常が発生した結果、一過性に心筋の虚血が起こり胸痛や胸部圧迫感などが現れることをいいます。
なお、完全に冠動脈が閉塞または著しい狭窄が起こり、心筋が壊死してしまった場合のことを心筋梗塞と呼びます。狭心症を放置した場合に、心筋梗塞に発展する場合もあります。

◆心筋梗塞
心筋梗塞は虚血性心疾患の一つであり、心臓の筋肉細胞に酸素や栄養を供給している冠動脈に閉塞や狭窄などが起きて血液の流量が下がり、心筋が虚血状態になり壊死してしまった状態をいいます。
通常は急性に起こる急性心筋梗塞のことを指し、心臓麻痺・心臓発作とも呼ばれます。


糖尿病・脂質異常症をはじめとする生活習慣病、バセドウ病(甲状腺機能亢進症)・橋本病(甲状腺機能低下症)などの甲状腺機能異常症の診察・治療を行うのが糖尿病内科です。
糖尿病を発症している方だけでなく、健康診断などで糖尿病や生活習慣病の疑いを指摘された方、糖尿病によく見られる症状などに心当たりがあるという方もお気軽にご相談ください。

このような症状はご相談ください

・「血糖値の異常」を指摘された
・急な体重の増加・減少
・いくら食べても満腹感がない
・甘いものが急にほしくなる
・たくさん食べるのに痩せる
・酷い喉の渇き
・頻尿多尿
・尿の臭い
・残尿感
・下腹部のかゆみ
・手足のしびれ
・足のむくみ
・やけどや怪我の痛みを感じない

糖尿病内科で扱う糖尿病の種類

◆1型糖尿病
インスリンを産生する膵臓のランゲルハンス島β細胞が主に自己免疫によって破壊されることで、インスリンが分泌されなくなる状態が1型糖尿病です。
10歳未満の小児や若年層に患者が多いことから、以前は「若年型糖尿病」と呼ばれていました。ただ成人・でも発症することが判明し、現在の疾患名となりました。日本での年間発症率は、10万人あたり1~2名ほどと言われていますが、検査・診断の進歩で高齢者でも発症することがわかってきました。
治療はインスリンによる注射療法が主体となります。当院にはインスリン注射療法に習熟した医師を沢山揃えております。

◆2型糖尿病
糖尿病患者全体の9割以上を占め、成人で発症する場合のほとんどがこの2型糖尿病です。
遺伝的要因のほか、日頃の不摂生な生活習慣(食べ過ぎ、運動不足)、ストレスなどの原因でインスリンの分泌が不足あるいは低下するなどして発症すると考えられています。
初期症状はほとんどみられませんが、そのまま放置すると徐々に全身の血管や神経が障害され、様々な合併症を引き起こします。

◆二次性糖尿病
遺伝子異常や特殊な病気(甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患や膵疾患、ウイルス感染など)、あるいは薬剤・化学物質の影響などが原因で起こる糖尿病を言います。

◆妊娠糖尿病
完全なる糖尿病ではありませんが、妊娠時はインスリンの働きを弱めるホルモンが胎盤から多量に分泌されるようになります。そのため、高血糖状態に陥りやすく、糖代謝異常の状態になります。この状態が妊娠糖尿病です。
尚、糖尿病の方が妊娠された場合には、「糖尿病合併妊娠」と呼びます。

糖尿診断基準

(1) 空腹時血糖値 126mg/dL以上
(2) 随時血糖値 200mg/dL以上
(3) 経口糖負荷試験 2時間値 200mg/dL以上
(4) HbA1c(NGSP:国際標準値)6.5%以上

・初回の検査で上記いずれを認めた場合、糖尿病型と判定
・別の日の検査⑴〜⑶で再び糖尿病型が確認された場合は糖尿病の診断
・初回でも⑴〜⑶のいずれかと⑷が確認されれば、糖尿病の診断
・初回でも⑴〜⑶のいずれかと典型症状(口渇・多飲・多尿・体重減少)あるいは確実な糖尿病網膜症の診断があれば糖尿病の診断

※HbA1cとは
血糖値が高くなるとブドウ糖が赤血球中のヘモグロビン(Hb)と結合します。
これがHbA1cと呼ばれるもので、血糖値が高ければ高いほど、この値も高くなります。
ヘモグロビンの寿命が約4ヵ月であるため、HbA1cは過去1~2ヵ月における血糖の平均的な状態を示すと考えられています。 HbA1c値は糖尿病治療において最も大切な管理指標となっており、合併症の進行との関連性も深く、7.0%未満(国際標準値)が一応のコントロールの目安となります。